どうも、あかいろです!
万年筆はいいぞ、を日々掲げて生きています。
今は万年筆よりもボールペンを多用している、などは関係ないのです。
さて、うちの子自慢も今回で3本目。
シリーズ化しようと思っていたのに、ついついご無沙汰になってしまう・・
思い入れのある子は何かなー??と考えていたのですが、初万年筆をご紹介するのをすっかり忘れていました。
わたしを万年筆沼に誘い、今でも実用的に使用することの出来る1本。
またPILOTかよ!と思われてしまいそうですが…。
やっぱりPILO党なので許してください。
過去記事の2本は限定品、既に廃盤ということで市場で手に入れることは難しかったのですが、コクーンは定番商品な上に、お求めやすい価格なので、是非手にしてもらいたい商品のひとつです。
昨今の初心者向け万年筆といえば、カクノ、プレピー、プロフィット、LAMY、カヴェコなどなど…
安価で優秀な万年筆はたくさんありますが、コクーンの知名度はちょっと低い気がします!!!!
名前だけでも覚えて帰ってね、ってやつです。
繭をイメージしているらしいころりとした軸のデザインは、手にフィットし持ちやすくなっています。
素材はスチールで出来ていますが、ややマットっぽい仕上げになっているので、冷たい印象はありません。*1
柔らかな印象でありながらシンプルなデザインなので、飽きのこない親しみやすい1本かなと思います。
わたしが選んだ色は「ボルドー」。
真っ赤とでは全然なくて、紫っぽいような、ピンクっぽいような…とても大人っぽい素敵な色です。
華やかだけど、職場に持っていって問題ないくらいの、ちょうどいい塩梅。
すべてはこの子から始まりました。
コクーンはLOFTで購入しました。
本来は文具店で購入するのが良いでしょうが、その時はまだその勇気が出なくって…。
当時のわたしは既に手帳沼にドボンしており、いろんな方のInstagramを見漁っていました。
ふと、手帳と一緒に使われている万年筆という存在を見つけ、とても強く惹かました。
しかし、この沼は広くて深いことに気づいていたので、恐ろしくて手が出せなかったんですよ。
ハマる自分の姿を簡単に想像出来たのも怖かった…。
けれど1度火がついてしまった好奇心を止めることは出来ず「1回下見するだけだから…買うわけじゃないから…」*2と自分に言い聞かせ、LOFTに向かったのです。
その結果がコレさ!*3
コクーンの商品キャッチコピーは「はじまりは、ここから。」
わたしの万年筆への歩みはここから始まったので、ぴったりじゃん…!と少し感動してしまいました。
このキャッチコピーのように、コクーンで万年筆の魅力を知り、沼に誘われました。
当時鉄ニブ、金ニブくらいの知識はありました。
そんでもって、初めは鉄ニブが良いだろうということも。
いくつか鉄ニブの商品を調べて、候補の中から、いくつかケースから出していただき、試筆もさせてもらいました。
「言うても鉄ニブだしな…」とか失礼なことを思っていたので、正直期待せずに書いてみたのですが、すごく書きやすくて本当にびっくり。
試筆の場合はペン先に直接インクを含ませるので、それもあってか、紙の上をするするとペン先が走りました。
確か純正のブルーブラックインクで書かせてもらった気がします。
純正インクってペン先との相性が最高なので、それも付加効果だったかもしれません。
えっこんなに書きやすいの?しかもこれで3,000円?買いま〜〜す!ってことで購入を決意。
一緒にコンバーターと軸の色と合わせ、一目惚れした色彩雫の山葡萄もお買い上げ。
ついでにインク沼の入り口にも立ってしまったのでした。
余談ですが、まだ吸引に慣れてないわたしは、買ったばかりの絨毯にインクをこぼしました。〜Fin〜
鉄ニブだからと侮るなかれ
昨今の鉄ニブというのは本当に優秀。
安いからって全然侮れません。
だってプラチナ万年筆の「プレピー」なんてワンコインで買えて、さらにコンバーターまで使えちゃうんですよ!
すごい世の中だ…。
PILOTの場合、書きやすくてフローが潤沢なものが多く、使用感は金ニブと然程変わらないような気も。
わずかに弾力があり、それが書き味の良さなのかもしれません。
字幅の選択肢は少ないながらカクノには極細もあります。すごい。(2回目)
コクーンよりお安いカクノも書きやすいけれど、見た目の「おもちゃ感」とキャップの穴でインクが乾きやすいというところが難点です。
もちろんカクノは優秀ですが、コクーンはそのどちらもクリアしていてよりGOOD。
ちょっと軸が重いから、長くは書いていられないかもしれませんが…それはご愛嬌ってことで。
前述した通り初心者向け万年筆の中で、コクーンってちょっと知名度が低めというか…。
わたしはダントツコクーン推しなので、ちょっとしょんぼり。
LAMYとかカヴェコとか、可愛いもんなぁ…と思う反面、いやコクーンも可愛いが????というモンペオタクが出てきてしまいます。
最近は鉄ニブを購入しないという固い誓いを立ててしまったので、私自身新たに購入する機会がありません。
鉄ニブは安価で手に入れやすい反面、なんとなく他の子を優先してしまって、使用頻度がめちゃめちゃ下がってしまうんです。
それでも金ニブの子たちに混じって、今でもスタメンに現れるのはこの子くらい。
肩肘を張らずにサラサラ使えるところは鉄ニブ万年筆の良さのひとつで、時たま、コクーンには何のインクが合うかなーと鼻歌交じりに眺めています。
それくらい思い入れがあって、絶対に手放せないんですよ〜〜。
デザインや色も豊富!
実は定番のカラバリも結構多くって、さらに限定商品も時たま発売したりするので目が離せません。
2015年に限定発売したマーブルレッドは、旧グランセみがあって高級感がありました。
2020年の限定品はフレッシュなビタミンカラーといったところで、これまた可愛い。
さすがに8年前の品は手に入りにくいですが、2020年限定品はまだ少し手に入れられそうですね。
コクーンについては定期的に限定品を出してほしい…。
ちなみに海外版もすごく可愛いんですよ、どうして国内で出してくれないのか???
わたしに個人輸入の力があったらコンプしていたよね、ってくらいには魅力的。
コクーンは奥深い万年筆です…!
ということで今回はコクーンのご紹介でした。
コクーンについては以前にも紹介した気もしていたのですが、改めてということで。
今ってインク沼の人口もどんどん増えているので、たくさんのインクを使いたい!という人には鉄ニブ万年筆って便利ですよね。
素敵な商品も多く、目移りしてしまうと思うのですが、その選択肢の中にコクーンを入れてくれる人が増えたら嬉しいなあと思う今日この頃。
以上、ではまた!