どうも、あかいろです。
今日は、2016年3月9日に北海道四季劇場で「CATS」を観劇してきたので、その感想を少し。
いやーまだふわふわしてます。
楽しかったーーー!
S席の端の方で観ましたが、全く問題ありませんでした。
むしろ「CATS」に関しては少し離れた席の方が全体が見渡せていいかもしれません。
劇団四季を初めて観たのは地上波でやっていた「青い鳥」
当時はVHSの時代だったので、録画し、文字通りすり切れるくらい観ました。
生での観劇は小学生のころに「エルコスの泉」を観たきりなので、約10年振り。
「CATS」札幌公演は2015年1月から公演を続けており、2016年3月21日に千秋楽を迎えます。
ですのでかなりギリギリですが、幸運にも知人からチケットを頂いたので、観ることができました。
この先千秋楽までは全公演満席のようなので、札幌公演については最初で最後となりそうです。
北海道四季劇場では5月から「ウィキッド」が開始するので、観に行こうかな?と悩んでいます。
どうしよう…今回で観劇にハマっちゃったら…。
以下、ネタバレも含みますのでご注意ください。
あらすじ
満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。
たくさんのジェリクルキャッツたちが、
年に一度開かれる"ジェリクル舞踏会"に参加するため集まってきます。
人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けずしたたかに生き抜き、
自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫
それがジェリクルキャッツ。
そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。
再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か。
舞台は都会のゴミ捨て場をイメージして作られていて、その土地に応じた小物が存在します。
例えば北海道だと「ソフトカツゲン」とか。
他にも北海道新聞のキャラクターがいたりしました。
電飾のデザインもとても綺麗。
それが場面に応じて色や光り方が変わるので全く飽きませんでした。
むしろ目が足りない。
客席含めて全てがステージ
まずオープニングの演出にびっくり。
とても素敵な演出なので、直に体験してほしい。
わたしは驚いて、若干悲鳴が出ました(笑)
役者さんが四足でステージを歩いたとき、本物の猫のように思えました。
演技って身体全体を使ってするものなんだなあ。
本当にすごい。
ネーミング オブ キャッツ
ジェリクルキャッツが猫たちの持つ3つの名前について客席に語りかけます。
その時、通路にバンバン猫が来る。すごい近くまで来る。
わたしの2列くらい前にいた女性が、若いオス猫にガン見されて笑ってました。
まさに( °Д°)こんな顔してるんだもん、あれは堪えられないと思う。
キャラクター
「CATS」に登場する猫たちはそれぞれ個性的。
27匹のキャラクターがみんな愛らしく感じましたよ。
登場する猫についてはこんなまとめがnaverに上がっていました。
わたしはラム・タム・タガー推し
当日までに公式サイトやYoutubeで少し予習してから観に行きました。
その時からラム・タム・タガーがお気に入り。
ワイルドで魅力的なオス猫です。
ロックスターのような姿で衣装が格好いい!
ダンス中の腰がエロい!
曲もいいし、生で観られるなんてもう楽しみすぎる!と。
唯一名前を覚えていきました。
実際観てもやっぱりすごく格好よくて、登場シーンからもうメロメロ。
天邪鬼で、気まぐれで、わがまま。
だけど最高にセクシーで、そりゃメス猫にモテる訳よ。
他の猫が歌ってるときも上の方でぼーっとしてたりします。
ラム・タム・タガーのソロシーンは客席から一人舞台上に連れていかれるんですが、その連れ去り方と仕草がもう…!
うらやましいけどわたしじゃ舞台上で何も出来ないから、うん、やっぱいいや!
全てが堪らなく好き。
ずっと目で追いかけてました。
アスパラガスの早替え
安い酒場で昔の栄光を語るアスパラガスのあだ名はガス。
劇場に住み着いていて、芝居が好きな年老いた猫です。
そんな彼は、自分の演技を見せようかと問い掛け、それに拍手で応えると、悪名高い海賊猫グロールタイガーに早変わりします。
舞台上であっという間の早替え。
ガスは観てるこっちが切なくなるようなヨボヨボな歌い方なのに、グロールタイガーに変わると、ブハハハハハて、もうね、デ●モン小暮閣下ですよ。
吠えるような力強い笑いが特徴的です。
このシーンは船のセットが上から出て来るので迫力も満点。
グロールタイガーを魅了する悪女グリドルボーンもかわいい。
ピンクの部屋超かわいい。
対照的なアスパラガスとグロールタイガー。
ラム・タム・タガーの次に好きなキャラクターでした。
特にお気に入りの曲
魔術師ミストフェリーズと犯罪王マキャヴィティの曲が好き。
曲調もそうですが、この2匹のソロはダンスが良かった。
ミストフェリーズの連続回転はこっちまで目が回りそうで(笑)
まあ…彼のソロには…ラム・タム・タガーも歌いますしね…
マキャヴィティについて歌うのはディミータとボンバルリーナ。
2匹とも大人なメス猫。
歌詞が「マキャヴィティ ノット ゼア」って英語のままかよ!って笑いました。
ですが一番の見所は一幕と二幕の最後にグリザベラが歌う「メモリー」
「CATS」を観たことのないわたしでも、この曲だけは知っていました。
娼婦だった過去を持つグリザベラは、ジェリクルキャッツのみんなから避けられ、忌み嫌われています。
そんな彼女が歌う「メモリー」は、切なく、悲しく、とても美しい。
劇中でも特に印象に残るシーンでした。
フィナーレの時に猫たちが全員が出てきます。
ジェリクルキャッツが力強く明るく踊る中、彼女だけとてもしなやかに踊っていました。
娼婦という設定ですが、登場のシーンでは「グラマーキャット」と歌われていましたので、気高さと美しさを感じた場面です。
最後はスタンディングオベーション
カーテンコールは4回くらいだったかな?
もうみんな立ち上がって拍手してました。
ラム・タム・タガーがちょっとしたパフォーマンスを見せてくれて、最後の最後まで楽しませてくれるなんて、プロってすごいなあとしみじみ。
他にも演出については言い尽くせませんが、そりゃロングランにもなるわ…と納得して帰ってきました。
正直好き嫌いははっきり分かれるストーリーだと思います。
一言で言うとクレイジーなバンドメンバーを紹介するぜ!!みたいな内容だったし。
でも歌とダンスはもちろん舞台美術の一つ一つまで完成された世界観だったので、観る価値はあると思いますよ。
「CATS」は札幌公演を終えたあと大阪での公演が決定しています。
キャストとかも一新されるんでしょうか?
大きな劇団だと一つの公演でも複数の役者さんが演じてたりして、複数回観てしまう気持ちが分かるなあ。
人気のある舞台なので、国内で何度も公演されるかと思います。
もし機会があれば「CATS」の世界観を楽しんでくださいね!