どうも、あかいろです。
GWはあっという間でしたね。
わたしは東京旅行に行ったのですが、帰ってきてすぐに風邪をひいてしまいました。
みなさんもご自愛ください。
さて。
久しぶりのうちの子自慢だぞーと思ったら2年ぶりでした・・・わ〜〜〜
ちょっと腰が重すぎますね?
今回はわたしが初購入した金ニブ万年筆であるセンチュリー3776です。
初購入の金ニブ
コクーンをゲットしてからというもの、毎日万年筆をSNSで検索し、万年筆熱は高まっていくばかり。
当時はスチールペン先の万年筆をたくさんお迎えし、インク沼に足を踏み入れて楽しく泳いでいました。
ペンの質というより、色で遊ぶことが楽しかったので、比較的安価の部類の商品を立て続けにお迎えしていたのですが、
やっぱり気になるのは・・・金ニブ・・・です。
万年筆初心者向けのブログなどを読み漁った結果、国内3メーカーから発売されている一万円台の商品に狙いを定めました。
- PILOT カスタム74
- セーラー プロムナード
- プラチナ センチュリー3776
最終的に3種類とも手に入れることになったのですが、真っ先に目に飛び込んできたのがセンチュリーでした。
現在はPILO党支持者です!という感じですが、見た目が一番好みだったセンチュリーのブルゴーニュが、気になって気になって仕方がありませんでした。
加えて、その当時はジェルボールペンも0.38などの細めが好きだったこともあり、極細に定評のあるセンチュリーをお迎えすることにしました。
(余談)購入したらインクが出ませんでした
店頭試筆は軸やコンバーターにインクを通すのではなく、つけペンのようにペン先にインクを浸して、簡易的に書き味を確認します。
その際は全く問題ないと思っていたのですが、自宅でインクを通してみたところ、いくら待ち続けてもインクが出てこない状態でした。
その結果、商品の交換対応ということに。
これは時々あることのようで、仕方ありません。
ただ、金ペン初めての一本目でこんなことが起こるとは、驚きました。
(万年筆あるある)実物の方が美しい
センチュリー3776ブルゴーニュはその名の通り、赤ワインを想起させる深いレッドが美しい万年筆です。
うっすらと透明な軸は、ワインがグラスに注がれるような輝き。
光が透けるとペン先がほんのり見えるところが、なんとも奥ゆかしく、上品な華やぎがあります。
ペン先が国内メーカーの14金ニブの中では大きめなことも特徴で、ハート穴が本当にハート形なのも可愛らしいデザインです。
SNSでは何度も見ていましたが、やはり実物の方が美しく、一目でとりこになってしまいました。
書き味は、硬めの鉛筆で筆記するようなサクサクとした感触があり、インクフローはすっきりとしているのが特徴。
プラチナは極細ペン先の展開が多いのも強みかもしれません。
UEFまで細い展開があるので、細かく小さい文字をびっしりと書きたい方におすすめのメーカーです。
手元にあるプラチナの極細と、他のメーカーの極細を比較すると、インクの出が均一で、細いながらもインクフローが潤沢に書けて素晴らしい。
ですが、徐々に極細自体に手が伸びなくなってきて、このセンチュリー3776にもインクを入れることが少なくなってしまいました。
極細を使わなくなって死蔵化
当時メインで使っていたのが「Edit」だったのですが、その用紙との相性がしっくり来ず・・・
筆記した際に止まるようなコシを感じる紙だと、ペン先が引っかかる感覚がありました。
ジェルインクボールペンの0.38を愛用していましたが、それよりも細いペン先で、ひっかくように書いている印象でした。
どうやら選んだインクとの相性も良くなかったようで、センチュリー3776の書き味を存分に発揮できていなかったようです。
また、当然のことですが、字幅が細い万年筆はインクフローを潤沢に感じることも少なくなってしまいます。
それでもセンチュリーはかなりフローを感じやすい極細ニブではあるのですが・・・
万年筆の書き味の特徴をしっかり楽しみたいと思う場合は、中字以上の字幅の方が、インクフローやメーカーによるペン先の違いを感じやすいかもしれません。
そして、その頃使用していたのがB6サイズ前後の1日1ページの手帳だったこともあり、余計に手が伸びなくなってしまいました。
書くスペースが小さい手帳であれば、自ずと文字も小さくなりますが、私は紙のサイズに合わせて文字の大きさも変わるタイプでして、それも死蔵化に拍車をかけていきました。
Edelstein TANZANITEとの相性が最高
「死蔵化していくのも運命なのかしら」と思ったりもしましたが、初めて購入した金ペンですから強い思い入れもあり、ある日、何とか工夫してみようと思い立ちました。
万年筆は、インクの相性によっても書き味がかなり変わってきます。
SNSなどでさまざま調べてみたところ、どうやらペリカン社のインクは万年筆に優しい成分で作られており、書き味も滑らかだということが分かりました。
そして、Edelsteinのカラーバリエーションの中から、一番暗い色の「TANZANITE」を購入したのです。
これが大正解でした。
手持ちのインクのどれよりも滑らかに筆記できることは、すぐに手から伝わってきます。
暗い色なので書いた線に濃淡は生まれませんが、しっかりと濃く、可読性が高い文字を書くことができました。
極めて黒に近いブルーブラックという印象ですが、インクが煮詰まってもその印象が変わらないのは素晴らしいインクです。
「TANZANITE」は、ほとんどセンチュリー3776の専用インクになりました。
この組み合わせで使用するようになってからは、長い間インクを通して愛用しています。
トモエリバーに使うのが好き!
ほぼ日手帳の用紙はみなさんご存知、「トモエリバー」。
トモエリバー×センチュリー3776×Edelstein TANZANITEが一番好きな組み合わせ。
ややつるつるとした印象の用紙の上を、軽やかに滑っていくような使用感は、いつまでも書いていられると思わせてくれます。
weeks spring2024からトモエリバーの紙質が変更になっていますが、書いた時の心地よさは変わらずで安心しました。
ちなみにブルゴーニュは極細字を買ったあと、中字も購入しました。
プラチナの中字が大好き侍。
まとめ
久しぶりのうちの子自慢でした。
なんとセンチュリーは、2025年6月以降の価格改定で最大40%値上げされることが発表されました・・・
ぎょっとしましたが、名品に変わりはありません。
ぜひ値上げ前に手に取ってもらいたいなと思います。
Vol.0のカスタム74を含めると6本目。
そろそろネタが尽きてきたかもしれません・・・
次は何を紹介しようかな。
では、また。